Yamaiky's pond.

ここはヤマイキーの「心」というものをテーマにして作った所。ブログでは書ききれない生い立ちとか性格とかそういうものを書いていきます。

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高1の秋、父さんの姉・僕の伯母さんにあたる人が亡くなった-。
あまりにも突然な死だった。
なんの前触れもなく、その人は急に旅立った。

自分にとっては、正月にお年玉をもらったり、ご馳走してくれたりと、優しいイメージが強い人だった。
でも会ったのはその時くらい。


その日、父さんはほとんど喋らなかった。
自分も精一杯気遣おうとなるたけ話さないようにしていた。


会場に着くと、黒服を着た人でごった返していた。
でもみんな悲しい顔は隠していた。
笑顔で世間話をしている。
自分もすぐにこれは作っているとわかった。


告別式が始まると、すぐにすすり泣く声が聞こえた。
伯母さんの旦那さんはまるで悠久の景色を眺めるように、遺影をずっと眺めていた。
僕も僭越ながら焼香をしてお辞儀をした。
あのにおいは忘れることができないだろう。

式は順調に進み、最後のお別れとなった。
棺が開けられ、親族で伯母さんの周りを囲む。
そして花を伯母さんの周りに埋めていく…。

伯母さんは静かだった。

僕も花を渡されて、右頬の隣にそっと花を置いた。

・・しかし置いた瞬間、誰にも気づかれないようにトイレに向かったいた。

あれほど自分に驚いたことはなかった。
それまで悲しいとは感じても、ここまでいくなんて考えてもみなかった。
鏡の中には顔を真っ赤にして泣いている自分の姿があった。


その時初めて肌で感じた「死」というもの。
右手を掠めた死体・・
いや、それはもうモノでしかないのか・・。

なぜ人間なのに生きていないのか?
死んでいるのか?


わからなかった。
ただただ悲しみを堪え切れなかった。

死というものに純粋に恐怖を覚えたんだと今だから思う。



気持ちを落ち着けてトイレから出ると、すでに出棺していた。
父さんのもとに戻ると、その旦那さんと話をしていた。

「・・いやー、アイツに教えられましたよ。」

「・・何をです?」

「私、前々からアイツより先に逝きたいって思ってたんですよ。それで人生を振り返って、あぁ、よかったなぁと感じて。…でもアイツが死んでわかったんです。もしアイツより私が先に逝ったら、アイツは今の俺の気持ちをそのまま背負うことになるんだと。そう思うと良かったんですよ。アイツを看取れて。」

おじさんはにっこり微笑んで、冗談そうに言っていた。

僕はそれを聞いて、今でも心に残るほど鮮明に記憶した。
と同時に尊敬までせざるをえなかった。
ただその時は、伯母さんはいい人と結ばれたんだなぁと心からそう思った。
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  1. 2007/07/11(水) 03:18:16|
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